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「…ガキだなぁ」 俺はソファーに深々と腰を掛けた。ソファーの空気がぱふっとぬけて、柔らかな生地が俺を包み込む。 「起こした方が負けだからな!」 「おっけー」 光たちは大ちゃんの頭にヘアピンを止めて起こした方が負けってゲームを始めた。 でも、大ちゃんがなかなか起きないもんだから、凄い量のヘアピンが大ちゃんの頭に止められてるワケで。 黒髭危機一髪みたいじゃんね。 「んーっ…」 俺は大きく伸びをした。 なんか眠い…ぼーっとしながら、いたずらを見守る。 「We win!!」 「win!!」 終わったみたい。伊野尾と光がピースしながらこっちにきた。
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