第3話 ケータイ小説の神様

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目を引くのはウェーブのかかった長い金髪。 ファンデーションを施された白い肌。 過剰なつけまつげと過剰なアイメイクは『攻撃的な美』といった印象。 制服を着ているが、リナとは違った大人っぽい魅力。 お前それ絶対米研げないだろとツッコミたくなる、装飾されたつけ爪。 右手にはこれまたギラギラに色々と貼付けてあるケータイ&ケータイより総重量ありそうな大量のストラップ。 制服を緩く着崩し――極端に短いスカートから伸びるむっちりと柔らかそうな白い太ももに目線が吸い寄せられるが注視しすぎないようにして――今では逆にレアモノとなったルーズソックスをはいている。 どっからどう見ても、完全無欠にギャルだった。
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