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そしてまた脳裏に
「助けて助けて助けて」
この言葉流れ始めました
しかし足が動きません
その時
「助けろよ」
と後ろから低い声がして
「ドン」
背中を押されましたぼくは反対側の線路に
電車はすぐそこ足は動かず
諦めかけたその時
「危ない!」
誰かに洋服引っ張られて自分側の路線に入りました
電車は躊躇なく女の人を引いた
唖然として声がでなかった
その時
「お前なにしてんだよ!」
「あれTなんで?」
「こっちが質問してんだよ!」
「いや、その引かれた人・・・・?」
「はぁ?誰も引かれてねーだろーよ・・・・まぁいいや学校戻るぞ」
「うん」
・・・・意識が朦朧してきた・・・・また脳裏ににあの感覚が「・・・・!」
今までは性別が分からないぐらい遠くにいたのに今回は・・・・近い!
「助けてくれなかった助けてくれなかった助けてくれなかった」
女は手を伸ばし僕の中枢に入って来るよ様な感覚だった
そしてたった一言だった、顔を上げただけだった
「あーあこっちくれば良かったのに」
声が変わっていた男の低い声と女の高いこえが混ざったようなこえだった
そして顔は・・・・右は泣いてる女、左は怒ってる男の顔だった
ぼくは意識を失った
後にTに聞いた所
授業に抜けだすのが珍しいから心配して抜けだしてくれたらしい
走っている時に声をかけていたが全く持って反応なしだった
そしてあの時線路に女なんかいないし、男もいなかったらしい・・・・・・
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