†Prologue†
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国の外れにある小さな森の中。 中央にある泉の傍には2つの石碑が並んでいた。石碑の前は摘んできたばかりの花であふれていた。 「行ってきます。父さん、母さん」 石碑の前で手を合わせている少女は小さく呟いた。立ち上がった少女は空を見上げていた。 暫くして荷物を肩に掛け、フードを深く被り石碑のある泉を後にした。 少女に辛い試練がのしかかることをまだ彼女は知らない
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