空のむこう

休日

平日は5:30に、休日は10:00にセットした目覚まし時計がなる前に、皐月は目を覚ました。

肌寒さを感じ、再び毛布にくるまってぼんやりと床に目線をやれば、昨夜ちぎったであろう蛍光灯のモコモコがぽつんと落ちていた。

そういえばお風呂入ってなかったな。

はぁ、とため息をつき体を起こす。

少し身震いしながらカーテンと窓を開け、風呂場に行き湯船に湯がはられるまでの間に毛布を干し、洗濯機を回し、下のポストに朝刊を取りに行く。

年配の女性と階下で会い、軽く挨拶を交わした。

それから少なめに溜まったお風呂にとっぷりと浸かる。

お風呂を終えてスウェットからルームウェアに着替え髪を乾かし、テレビを眺めて洗濯が終わるのを待つ。

それが終わったら洗濯物を干し、朝食兼昼食を作り始める。

時刻はちょうど11:30を回ったところであった。