一章

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橋は異様な雰囲気に包まれる。 どうみても不健全な北高の生徒が橋の両端に陣取っているのだ。 しかも、手に武器らしき物を携えている。 橋を渡る一般市民、下校途中の南高の生徒達も異常事態を感じとった。 「コラァ、淡路!覚悟せいや!!」 前方の生徒の一人が威嚇しながら、近づいてくる。 『淡路』と呼ばれた生徒は顔が綻ぶ。 (さぁ、何を使おうかしら)
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