『1』  駆られる。

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多分すごい形相で アタシは後ろを振り返った。 ら 君がいた。 「な、なななんでっ!!??」 ずるい顔して笑ってる。 「来ちゃった☆」 …それは女子のセリフ。 忘れ物なんて 最初からなかった。 サングラスと帽子。 無理無理。 隠せてない。 ここは 街のホットステーション。 アタシは 口から心臓が 飛び出しそうなのを 左手で押さえると同時に 右手で慌てて 君の腕を掴んで ローソンを飛び出した。
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