二章 別れとは

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私はひいじいの胸の上に手を置いた とてもとても 夕暮れの海のように静かだった 棺が閉められようとする際に 皆で書いた手紙も入れてもらった 「ひいじい、読んでくれるかな?」 私がそういうと 皆がくしゃくしゃになった顔を上げ、頷いた
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