2人が本棚に入れています
本棚に追加
「本日は誠に有り難う御座いました。
このような言葉があります。
『出会いは別れの始まり
別れは出会いの始まり』という言葉が…
この別れは新たな出会いの始まりなのでしょう。
けれども、その出会いにも別れが来る。
その次には出会いが…
新たな出会いを迎える私達
また、故人にも…きっと…いつか、会えるはずです。
きっと……きっと……
皆さんに…幸あれ
本日は本当に有り難う御座いました」
ひいばあは涙ぐみながらそう言った
「ひいばあ、ドラマの台詞…でしょ、あれ」戻ってきたひいばあに私は微笑みながら言った
「よく…わかったわね。
けれども、本当にそういうものなの人生は」
まだ幼かった私には
その言葉が言い訳の様に聞こえて…理解できなかった
最初のコメントを投稿しよう!