三章 私は

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三章 私は

あれから一週間が経つ その間私はずっと1人部屋にこもっていた ずっと ずっと 窓の外から見える風景を ただ ただ 見つめていた 未だに悲しみが消えない 母もひいばあも皆…もう忘れたように元気に日々を過ごしている それなのに、私は……私は……… ひいじい、会いたいよ 私の事を一番愛してくれた 私の事を大切にしてくれた 私には…ひいじいしか居なかった うちは母子家庭で母は仕事一筋だったし ひいばあはこないだ生まれたいとこに夢中で… そんな時 一緒に居てくれたの、ひいじいは
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