三章 私は

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ふと、見つめていた窓に反射してひいじいが誕生日に買ってくれたパソコンが目に映った 「パソコン…」 私は立ち上がり 長い間使ってなかったせいか塵のつもったパソコンの電源を入れた 画面が明るくなるのと共に聞こえる、機械音。 「……っ…!」 やめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめて…! あの日の事を思い出す…思い出す!!!!! ひいじいの冷たくなったあの日を…!!!!!! 次第に静寂して消えてゆく機械音 私はパスワードを打ち込み、深く深く深呼吸してみせた 目の前には、海
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