一章 世界の広さ

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一章 世界の広さ

大好きだったひいじいちゃんが死んだ 病室に響き続ける機械音 私にはひいじいの死が信じられずにいた だってまるで映画を見ているようなんだもの 「おじいさん、お疲れ様でした」 ひいばあが淡々とそう言った 目には涙 ひいじいの微かに温もりの残った手を握りながら この時命の儚さを知った
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