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なにもすることもねぇから
学校に行ったら
そいつにあった
しばらく行っていなかった学校
クラスに行くと
ある席に人だかりが出来ていた
俺の席の隣かよ……
邪魔だな
と思いつつ席に近づく
「邪魔なんだが……?」
「あっ!?鉄くん…ごめん!! すぐにどくね」
別に怖がらせてるわけではない
勝手に相手が怖がるだけ
俺には関係ない
「鉄?くろがね?」
どっかで
聞いたことのある声だが
興味ないので
席に着こうとしたら
ドシッと腹部に重みが伝わっていくと同時に
「やっぱり!!こっくんだ~~」
という馬鹿みたいに高い声が
教室に響きわたった
「こっくん!?」
「銀くん知ってるの?鉄のこと」
「うん!!小さいときからの友達だよ!!」
しろがね?
どっかで聞いたような
小さいとき?
「!?お前白馬か?」
と俺に抱き着いてきた
人物に聞く
「やっと気づいてくれた~」
白馬は昔隣に住んでいたが
小学生のとき転校した
また帰ってきたのか
「こっくん変わったね~?」
「なっ//こっくんはやめろ」
「どうして?僕のこと嫌いになった?」
こいつ昔から
子犬みたいな感じだったが
今も変わらねぇな
「いや…そういうわけでは//」
そしてこいつに弱い俺も
変わらねぇな…
「鉄くんが照れた…?」
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