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有希SAID
~♪♪~♪
食事中にメールの着信音がなり、私は行儀悪く携帯を開いた。
『もう立ち直ったんだ、さすが』
画面を見ながら呟くと、横なら妹が覗き込んできた。
『中森ってダ~レ!? 有希ちゃんだって、親しげ~』
『う~ん…彼氏?…みたいな…感じ?』
自分で言っておいて、へッ、と変な笑いがでる。
『え~!お姉ちゃんにッ!?……でもなんで疑問符だらけなの?』
『誰から聞いたのかな!?わたしの名前。
…にしても、こうメールが来たってことは…遊ぶってことかな?』
『お姉ちゃん!?』
メールを見ながらぶつぶつ向けられる、
痛い視線を無視して考える。
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