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携帯を取り出して
『アドレス交換する?』
『ぅん…ハイ…』
彼は立ち直らないまま、無意識にポケットから携帯を取り出した。
ピピッ
携帯には受信完了の文字。
まだ固まって動かない中森くんに『それじゃ…』と呟き…
『暗くなる前に帰らなきゃいけないの…また明日ね。』
教室を出てから、暫くして教室から笑い声が聞こえて来た。
…寒いのに元気だなぁ
笑いの中心である中森くんに同情しつつ、私はマフラーを首に巻き付け学校を後にした。
…てか、中森くん私の名前知ってるの!?
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