罰ゲーム

告白…そして

『もちろん？ノリ気の様子だったので、いただいちゃいましょう』

翻弄するはずが翻弄させられてしまったので是非ともお返しをさせていただかなくては。

地味とはいえ、さほど酷いルックスではなかったし、遊ぶくらい問題ないだろ。

『わっる！何する気だよ、あんな慣れてなさげな子に！』

『さぁーどうしようか？』

『２週間でどこまでイケるか？』

『中森なら余裕じゃん～』

『でも意外と神経太そうだったよ、墜ちるかなぁ？』

『じゃあ取りあえずキスまで。２週間あれば十分だろ』

いつの間にか罰ゲームが別の遊びになっていた。

そんなのはいつものこと。

楽しいから気にしない。

楽しければそれでいい。

しばらくは『彼女』ということになった子のアドレスを打ち込もうと、ふと手を止める。

『なぁ…ところで、あの子の名前、誰か知ってるか!?』