6月19日

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「皮肉か…?」 「いやね…そんなんじゃないけどさ…私も、そんなんだったから…分かるっていうか…」 「…相談があるなら後でメールしろよ…学校だと目立つ。」 そう言って横を通り過ぎる僕にオガワは笑い掛けた。 ありがとうと言って、僕を追い越してオガワは教室へと入る。 複雑な気持ちだ。小学校からの同級生とは言え、こんな喋ったのは初めてだ。 そして僕が… 「…人生を楽しんでいない、か…やなこと言うよな…」 そのあと直ぐに予鈴が鳴って僕は急いで教室へ駆け込んだ。
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