6月19日

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「…何を企んでいる?」 「いやあね。好きな人がいるって言ったでしょう?シキ。」 絶対嘘だ。お前は腹黒い奴だって俺は知ってる。すべて計算済みの行動だろ… そして、後ろからの殺気がヤバい。 コウ絶対睨んでるよ。 「シキ。ありがとね」 ぎゅっと腕に体を押し付けてくるオガワ。もう寄り添っているとしか言えないような状況だ。しかも、なぜか顔を赤らめて… 止めてくれ、女らしさを出すな。 心が揺れる。 「ははは…」 僕はどうしてか、渇いた声しか出なかった。
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