6月19日

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「何?…何なのよ…もう…」 オガワが恐怖に囚われ、道に座り込んでしまう。 「…オガワ……」 「ミミちゃん!!」 その時、コウが何かに気づいた。 僕は遅れてそれに気づく。 辺りが暗くなって行く中、まだ自分たちの影ははっきりと見えていた。 だが、多い。 影が。 僕とコウとオガワの三人。つまり、影も3つであるはずなのだが… 「1、2、3……4…」 間違いがないように声を出して数える。だが、やはり何度数えても影が一つ多い。
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