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「何?…何なのよ…もう…」
オガワが恐怖に囚われ、道に座り込んでしまう。
「…オガワ……」
「ミミちゃん!!」
その時、コウが何かに気づいた。
僕は遅れてそれに気づく。
辺りが暗くなって行く中、まだ自分たちの影ははっきりと見えていた。
だが、多い。
影が。
僕とコウとオガワの三人。つまり、影も3つであるはずなのだが…
「1、2、3……4…」
間違いがないように声を出して数える。だが、やはり何度数えても影が一つ多い。
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