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「ミミちゃん…遊ぼ…」
何もない空間からの声は未だに途絶えることなく続く。何もないただ、不自然な影があるだけ。
「…真面目にヤバいかもな」
僕は後ろ向きになった。行動も、心も。
「逃げよ!」
「ミミちゃんは、俺が守るぜ。」
コウが威勢良くオガワを引っ張って逃げようとすると影が動いた。
「コウ!!」
僕は必死に叫んだ。直ぐに影は僕を追い越し、逃げていた二人を捉える。
するとコウの体が何かに衝突したように飛んだ。
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