6月19日

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暮らしに変化を求めない高校2年生、それが僕、神戸四季(カンベシキ)である。 僕はいつものように日々を過ごし、いつものように6月19日が過ぎて行くはずだった。 僕には汚点があった。だからもう二度と、あの頃に戻らない、あの赤い俺に…戻りたくない。 自分に怯えて、自分をごまかして、そうやって僕は日々を過ごしている。 そんな僕でも、人間として成り立っているし、人間であるという自覚もある。 まあ、そんな赤い黒歴史を語るのはまたいつかにして、そろそろこの物語は幕を上げる。
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