6月19日

9/29
前へ
/131ページ
次へ
「あれは…」 コウが廊下の先に立っている女子生徒を見て、一瞬、絶句したかと思うといきなり大声を出して駆けて行く。 「ああ…オガワか…」 僕は遅れて気付く。 「ミミちゃ~ん!!」 大手を振って女子生徒に近づいて行くコウを僕は止めなかった。 「…あっ…」 女子生徒。オガワ ミミがこちらに気付いたようで挨拶をしてきた。 「おはよう。シキ。」 「へぶちっ!!」 コウがこけた。それはオガワがコウよりも先に俺に話し掛けて来たからだろう。
/131ページ

最初のコメントを投稿しよう!

25人が本棚に入れています
本棚に追加