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真っ黒な覆面を被ったスーツの男が入ってきた。
異様に背の高い男だった。
俺が寝転がっているのもあるが、ざっと1.9Mはある。
覆面男が口を開いた。
『《八ツ墓ケイタ》様ですね?』
「そうだけど……」
男がチラリと手元のメモに目を落とす。
それから、こう言った。
『八ツ墓様は《人狼》です。では、私の後に続いて下さい。』
「はっ……!?」
なにが、と言う暇もなく、乱暴に腕を掴まれ部屋から引きずり出される。
真っ白な廊下をしばらく歩くと、同じく白い、会議室のような部屋に通された。
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