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『やはり演劇に熱中していたぶん
勉強が疎かだったかのぅ…』
はぁ…、と溜め息をつきながら
Fクラスの前に立つ。
『これは…酷い…』
来るまでに
A~Eクラスを見てきたが
これほど見るに外見から無惨な教室を見たのは
初めてじゃ。
しかし、このまま立ってても
仕方ない、入るとするかのぅ.
息を整えて―――よし!
ガッガラガラッ――
『おはようじゃ、皆――
ってなんじゃ、
誰もおらぬのか』
Fクラスの設備は畳と茣蓙と
いう最悪な設備じゃが
誰もいない事にまず驚いた。
まあ一番というのは悪くないが…
では後ろらへんに
座るとするかの.
そう心の中で決めると、
ワシは後ろの畳の上に座り
カバンを置いた。
シーーーン――
誰もいない中でワシは1人
誰かが来るのを待って、そろそろ誰か来ると思った頃…
ガラガラガラ…――
Fクラスの扉は
誰かによって開かれた。
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