42人が本棚に入れています
本棚に追加
『お前は4番目だ、木下』
『…?』
校門まで行くと、体格が
プロレスラー並みの先生、
西村教諭こと鉄人が
待ちかまえていた。
『ほれ、お前のクラス振り分け
試験の結果だ。』
そう言うと鉄人は茶色い封筒
を手渡して
『早く教室に入ると良い』
『了解じゃ』
そう言いながらワシは
封筒を開けながら歩いた。
あまりテストには自信が
ないからのぅ…
じゃが、せめて親友である
明久、雄二、ムッツリーニとは
一緒でありたいと願いたい…
そう心の中で願いながらも
封筒をあける。
そこには――
『木下秀吉、Fクラス』
と、白い紙に
大きく書かれていた。
最初のコメントを投稿しよう!