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怒られて頭の冷えた3人は、本題に戻った。
勇「で、送り主は誰なんだ?」
昂「クロミトンとか言うあやしい会社」
翼「それってクロマトンじゃないの?はいお茶」
昂「あぁそれそれ。サンキュ。何で知ってんだ?」
勇「オレ等んとこにも同じとっから届いてっから」
昂「マジ!?中身なんだった!?」
勇「バーチャルゲーム」
翼「ホワイト†キャンパスって名前だったよ」
昂「へ~…面白そうだし一緒にやらね?」
勇「いいけどパソコン要るみたいだぜ」
昂「じゃあ今から持ってくる」
勇「今からかよ!!」
勇希の言葉を聞かずに昂は出ていった。勇希と翼はキョトンとしている。
勇「まぁ、いいか」
翼「すぐに戻ってくるかな?」
勇「知らね」
勇希は再び分厚い説明書に目を落とした。
昂「おまたせ☆」
暫くして、昂がパソコンを持ってきた。なんかデコってあるのは気にしない。
勇「お、意外と早かったな」
昂「走って取ってきたからな!」
勇「説明書も読み終わったし、始めるか」
勇希は2人にゲームのルールやら何やらを教えだした。
勇「ルールは簡単だ。ログインするとまず支給品があるらしい。その中に入ってる3つのタグを身に付けて、そのタグを奪い合うんだと。相手を降参させるか気絶させる、又は戦闘不能にすれば相手のタグを一枚貰えるらしい。タグが全部無くなるとGAMEOVERになる。犯則すると“ハンター”に捕まって、GAMEOVERにされる。他にもクエストを受けてタグを稼ぐ方法もあるらしい。タグで買い物出来るらしいぞ。ルールはこれくらいか」
翼「なんか大変そうだね」
勇「何人ログインしてるかわからないしな」
昂「要するにタグを集めればいいんだろ?楽しそうじゃん!さっさと始めようぜ」
勇「お前少しは慎重に物事を考えろよ。…まぁやるか」
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