始まり

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勇希がリストバンドみたいなものと手袋を手に取り、説明書通りに装着していく。それを真似して翼と昂も装着していく。コードをパソコンに差し、画面を見る。 勇「ん?名前と希望職業タイプ?RPGかよ」 翼「名前どうする?」 勇「ややこしいからそのまんまでいいだろ」 昂「わかった」 勇「問題は職業タイプだな。種類は、近距離攻撃系、遠距離攻撃系、魔法使い系、回復系か。どれにしようか」 昂「俺は遠距離にするぜ!」 勇「オレは近距離」 翼「じゃあ俺は回復系にするねぇ」 送信を押すと、ヘルメットを被るよう画面に指示が出たので3人は指示通りに行動する。するとヘルメットを被った瞬間3人は頭に何かが吸い付くような気持ち悪い感覚に襲われ、気付けば知らない場所にいた。 勇「ここどこだ!?」 翼「勇希ぃ重い~\(;ロ\)(/ロ;)/」 勇「あ、ごめん」 翼「ふぇ~(;_;)>あれ?昂は?」 昂「たふけれ~ゴボゴホ」 何故か回りは大自然で、昂が湖で溺れていたので急いで救出した。 勇「何で…あんなとこいたんだよ」 昂「こっちが…聞きたいよ」 勇希と昂はビショビショに濡れてしまった。呼吸を落ち着かせてから話し出す。 勇「さみぃ。感覚リンクしてやがる」 昂「うぅ…勇希抱っこしていい?」 勇「オレの半径2m以内に近付くな」 翼「ねぇ、2人ともこっち来て」 びしょ濡れ二人組は翼の声のした方に歩いてく。すると大小箱が3つ置いてあった。 勇「支給品か?」 翼「たぶん…って勇希!風邪引いちゃうよ!?」 翼が上着を脱ぎ勇希に着せる。 勇「サンキュ。温かい」 昂「俺は?」 翼「昂は大丈夫でしょ?」 昂「はい」 この時始めて翼が怖いと思った昂であった。
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