0人が本棚に入れています
本棚に追加
少女が屋上へのドアを開けた。思った通り誰もいない。でもそこには獣がいるようだ、犬か、あるいは猫か…そう思ったのは足跡がペタペタとあっちにも、こっちにもあるからだ
ふと思い出す。マギはさっきから、いやもう一時間以上前から姿を見ていない気がする。どこにいったのだろう?
後ろから視線を感じる。
マギだった。じぃーっとこっちを見ている。
「マギさん何してるの?」何故か敬語になってしまう。
「クロさんの観察です。あの子をさっきからみているので、興味あるのかなぁーって気になって…」
焼きもちにも聞こえるが、観察って…名前もされてることも犬みたいだな。
最初のコメントを投稿しよう!