イグアナ
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私はドアが開くたびに彼の姿を探した。 「遅いな」 時計を見ながらつぶやいた。 カラン ドアが開く…今度こそ 来た! 「ごめん」 彼は謝りながら席に着いた。 私のグラスの水を一気に飲んだ。 「ご注文は?」 マスターが水を運んでくる。 「こんにちは、すぐ出るので悪いけど水だけで」 彼はマスターに言った。 マスターは頷きその場を離れた。
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