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暖かい晴れた日の朝だった……。
私はいつもの様に院で絵本を広げ大好きだった大きな虹の絵を眺めてた。
『エリナ!ホグッツォさんがいらっしゃったよ』
不意にジイが声をかけて来た。
『えっおじ様がっ?』
私は飛び切りの笑顔でおじ様と呼んでいた人の元に駆けて行った。
おじ様の名前はドノバン=ホグッツォ。
ジィが貿易会社を経営している富豪だと教えてくれた。
おじ様は月に一度はこの孤児院を訪れ皆にお菓子や絵本などを沢山プレゼントしてくれた。
だから私はおじ様が大好きだった。
私だけじゃなぃ…皆おじ様が大好きだったと思う。
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