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「いやぁぁああ!!!!」
「最後はお前だよ。
殺(あい)してる」
「いや…ごめんなさい…」
「殺(あい)してる」
-グジュッ
肩にナイフをねじ込まれる。
-ジュシュッ
-ブシュッ
肩に何度も何度も抜いたり、刺したり
「あ"あ"ぁぁぁあ"あ"!!!痛いよぉぉおおお!!!!」
彼女の血と汗は混じり床に滴る
どんなに泣き叫んでも雀亜がやめることは無かった。
「殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺全部殺(あい)なんだよ。どう?気持ち良い?」
そう呟きながら
肩に刺したり、抜いたりを繰り返していた
「あ…あんた…狂ってる…」
「え…」
雀亜の動きが止まった
「あんたおかしいよ…狂ってる…人じゃない…」
それを聞いた雀亜はニヤリと笑った。
「俺が狂ってる?寝言は寝て言ったらどう?狂ってるのはお前達だよ。俺はいたって普通の殺(あい)をおくってるだけさ。」
「馬鹿じゃないの!!死ねよ!!」
「…飽きた。」
「なっ…何がよ…」
「お前に飽きたから、もうおしまい。じゃあね。」
「え…ちょっと意味分かんない…」
-ザクッ
的を上手く刺したかのように雀亜の投げたナイフは彼女の心臓へ深く突き刺さった。
意識が薄くなっていくなか彼女は雀亜を睨んだ。
雀亜は笑っていた。
「殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺(あい)」
と言いながら。
-プツンッ
-ブチッ
彼女は死んだ。
雀亜は3人を殺(あい)した。
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