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図書館の席に着くと鞄を置き一息をついた。
外の気温よりはるかに涼しい部屋は、少し寒く感じた。
『気持ちいい…』
机に伏せて目を閉じる。
宿題をする事もなく少しウトウトしていると、頭の上が声が落ちてきた。
『アシタバ?』
聞き慣れた声に頭をあげるとそこには、藤麓介が立っていた。
『藤くん…?
なんで図書館にいるの?』
図書館なんていつも勉強のする気のない藤には似合わない場所で、明日葉はそこに藤がいることにびっくりしていた。
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