3人が本棚に入れています
本棚に追加
「おい、早く起きろ! またあの蟹野郎だ!!」
『……』
「ふざけんなよ、なに勝手に死んでんだ!!」
カチッカチッ
βカプセルのスイッチを何度も押すが反応は無い。
「お前が戦わなきゃ、誰がこの街を守るんだ!?」
『……』
フォッフォッフォッ
「!?」
『人間諸君、見てのとおりウルトラマンオルドは死んだ。助けは来ない。このまま我々と戦えば君達に勝目は無いだろう。そこで提案だ。今、降伏すれば無血にて受け入れようじゃないか』
バルタン星人がついに動きだす。
バシュッ
ドオォン
ダム近くのキャンプ場が吹き飛ぶ。
『今見てもらった通り我々が本気を出せば君達を抹殺するのは簡単だ。返事が無い場合は拒否と見なし、まずはこのダムを破壊する。いい返事を待っているよ人間諸君……』
フォッフォッフォッ
バルタン星人の飛び上がり円盤と消える。
キャンプ場破壊の衝撃で倒れていた卍飛作は立ち上がり叫んだ。
「あんな勝手な事言わしといていいのかよ!?」
『……』
「ちきしょう…どうすればっ……」
最初のコメントを投稿しよう!