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いつもならわいわいと冗談を交えながら楽しく見ていたのに、今回ばかりは二人とも黙っていた。
「……」
『……』
そんな、涙を流すような内容のアニメではないのに。なぜか、涙が出てきた。
もちろん卍飛作にはその理由がわかっていた。オルドにもだ。
「終わったな……」
『ああ……』
「あのさ」
『うん?』
「ブルーレイでたら送るからさ……いや待てよ、クロネコヤマトって宇宙にあんの?」
『さすがに雪上仕様のトラックはあっても宇宙仕様はないかな』
「だよな! だったら……」
『それはできない。脅威が去った以上ここに留まる事はできない』
「けいおん見たさに3ヶ月くらい居座ったくせに……」
『はは、それは言わないでくれ』
いつのまにか二人は泣きながら笑っていた。
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