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「…え?あっあぁ、ありがとう」
安田は愛川に礼を言うと破けたフェンスの方に向かって走っていき、何やら写真を撮って紙に何かを書いていた。
「…安田と知り合いなのか?」
俺がそう聞くと愛川はこくんと頷き
「中学が一緒。ずっと同じクラスで少し話した事があるだけ。」
それにしてもこいつ“萌香”って下の名前で呼び捨てで読んでたよな…
少し話した事があるだけじゃ呼び捨てなんかしないと思うんだが。
俺はそう疑問に思ったが、いらん詮索はしない方がいいと思い、また弁当を口に運ぶのだった。
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