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「いいか?授業中にいきなり、だぞ?やらなかったら死刑な!」
「う、うんわかったよ…」
それから結局、罰ゲームの内容と、僕のするべき事を近藤くんから聞かされ、今にいたるわけだ。
[キーンコーンカーンコーン]
そして、今までの僕の人生に終わりをつげるチャイムが教室に鳴り響いた。
「えー、じゃあ今日は教科書の――ページを開いて……」
小太りの先生が黒板に何かを書きはじめる。
だが今はそれどころではない。
もうすぐ……もうすぐ僕の人生を変える、罰ゲームを実行しなければならない!!
僕の心臓はうるさいほどに音をあげていた。
チラリと近藤くんの席を見ると「早くやれ」と言わんばかりの目をして、僕を見ていた。
……………………いいさ。やってやる!やってやるさ!!!
この罰ゲームで、確実に僕の人生は変わる!!
確実に僕を見る皆の目線が変わる!!!!
僕は心の中で雄叫びをあげて席を立ち上がった。
「ん?どうしたノリオ?トイレか?」
優等生の僕がいきなり席をたつもんだから、先生は驚いている。
よし!
やるぞ!!!
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