氷室 冬樹

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オレはホワイトボードに答えを書いていく 「はっはっはっ、さすがの氷室もこれはムリだろうな」 教授の高笑いをよそに、オレは答えを書き終えた うん 上出来だな 冬「教授、答え終わりました。眠いんで医務室で寝てきます」 「氷室ぉ!!待て、答え合ってるかわからねぇだろ!!」 うるさいなぁ そんな簡単なやつ間違えるわけないだろぅ オレは教授に向かって振り返った 冬「教授~、たぶん当たってます。そこの分野得意なんで」 「待て、いま丸つけするから………」 教授が答えとオレの解答を見比べている なにやらホワイトボードに計算式を書いたのちにペンを置いた 「……………くっ、正解だ。いってよし」 冬「どうも。んじゃ」 オレはそう言って講義室を出て医務室へ向かった
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