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雲一つ無い晴天の朝
平和な雲桐市の道を爆走する少年の姿が一つ
「ヤバい、遅刻だ」
姿が一つ、それはすなわち他の生徒はもう登校しているということ
チャイムの鳴るのが
8時35分(校門が閉まる時間)
時計を見ると今現在の時間は
8時30分
最低でもかかる時間
……10分
ムリじゃん
「どうせ間に合わないじゃん!
どう頑張っても着くのは45分ってことは5分
オーバーじゃん
それならもう歩いて行こう。
……いや、でも新学期
初日に遅刻はないな」
とか走りながら一人葛藤していると
後ろから凄い速さの自転車が一台
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