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爆走する少年の隣までくると
少し速度を落として
「おー、秋じゃん
お前もギリかよ。
いや走ってるなら遅刻だな
珍しいなー秋が遅刻だなんて」
それを聞いた秋は苦々しい顔をして
「五月蝿いよ…春、誰も
好きで走ってるわけじゃ
ない。
遅刻だって分かってるん
だったら乗せてってよ」
「相変わらずつれないなー秋は」
あー無視したなコイツ
「話を聞きたいのはやまやまだが
俺も遅刻しそうだからまた後でなー」
全くもって乗せる気は皆無らしい
まぁ悪い顔してたしね
春は爽やかな顔をしながら走り去っていった
うん、後で殴らせてもらおう
「さて、どうするかな…」
とわいえ自分の実力では
どんなに走ったところで
遅刻は免れない
だが今回の決断は早かった
「春には悪いけど今日は休もう」
どうせ今日は3時間しかないしね
僕は明日から新学期ってことで
そうと決まれば家に帰って寝直そう
なんか半端な時間に起きると眠いよね…
家に帰ると僕はそのまま眠ってしまった
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