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「はぁっ…や、だ。もっ無理ぃ…」
ハアハアと俺の肩口にかかる荒ぶる吐息は熱くて、だけどその顔が見たくて上体を起こす。
度を過ぎた快感、朦朧とする瞳に紅潮して頬。
今までの数えきれないほどのキスで、飲みきれなかった唾液が顎まで伝って首筋に流れていた。
「…んっ早く、入れろ、…ほら」
緩慢な動作だけど、それでもかめは俺を受け入れ易いよう、自ら足を開く。
―――…あぁ、もう敵わない。
好き好き大好き。
愛してる。
どれもこれもチープな言葉に感じて、口に出すのさえ躊躇われる。
「…じん…き…」
ふいに聞こえた譫言のようなかめの言葉。
「じん、好きぃ――…」
首に背中に。
絡み付く腕は、昔みたいに細くも華奢でもない完璧男のそれ。
今もし殴り合いになったら、勝てる気なんか更々しない。
だけどそんなんも全部引っくるめて
「俺も好き。大好き…」
それはかめが言うと、スゲー特別でスゲー威力を持つ愛の言葉。
だからかめにとっても、そうであって欲しいと、ただ願う。
「愛してる、かめ――…」
ねぇ俺の声。
かめにちゃんと届いてるよね――――……
happy end.？（笑）
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