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「だだ大丈夫だって!」
「でも……」
俯くかめの表情は確認出来ない。
でも。
「いいから続けろって。男に二言はないぃい――――っ?!!」
言いかけて、再びケツを襲う衝撃。
「んふふっ♪分かった続ける」
それでも、可愛い笑顔を向けてくれたかめにホッとする。
「ぐっ…お、おぅ(泣)つーか今のは…」
「ん、2本目。しっかり慣らさないと余計辛いし、もう少し頑張ってね?」
ぺろり背中を舐められて、それだけは心地よかった。
……だけど神様。
やっぱり男でも二言はありました。
「ほら、力抜けって。…いや、ちょっとだけ気張って?」
「…むっ無理!(泣)」
「無理じゃねーよ」
本日二度目の大後悔中であります。
「うー…やっぱ無理!抜いてっ…ぐはぁあ!!」
「ぐはぁって(笑)」
笑い事じゃねー!!
「ばっ!あ、ちょ待てってば、気持ち悪っ…」
「痛くないなら大丈夫大丈夫♪」
「だっ大丈夫く、な、い――っ!!」
もう格好悪くても何でもいい。
ヘタレで結構。
この苦しみから逃れられるなら―――――…
そう思った時だった。
「っんあぁっ?!」
突然、全身に電気が走ったかのような衝撃。
それは今までの不快感とは全く別のもので、むしろ……
「…やっと見付けた」
背後から聞こえてくるのは、かめの嬉しそうな声で。
「ぅあ!はっ、ちょっ何これ?」
ケツから熱いものが込み上げてきて、さっきまでの不快感が嘘みたいに消え失せる。
「知ってるくせに…」
知ってるけど知らない。
こんな種類の快感は、今まで感じたことない―――…
嗜めるようなかめの声さえ、どこか遠く聞こえた。
「う、んっ、あ…んぐっ!」
奥歯を噛み締めて我慢しないと、声と一緒に色んなものが溢れ出しそうになる。
もがくように手を動かしたけど、掴めるのはシーツだけだった。
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