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「うんこ、うんこ」 「あぁ、桜が綺麗だね。今度の日曜は、みんなでお弁当を持ってお花見だな」 「うんこ~!!」 サツキは、うんこうんこと繰り返し言って微笑むと、桜が咲き乱れる通学路の坂を下っていく。 サツキがうんことしか言えないのには訳があった。 中一の冬に交通事故に遭い、半年間続いた意識不明の状態から目覚めたとき、サツキはうんこという言葉以外を話す事ができなくなっていたのである。
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