終わりなき哀しみ

ホスト

…話が、ホストからズレました。

何だかんだで、小雪ちゃんは母なんだなぁ～と思う日々。

あたしだってキツイかったよ。優の毎日のお世話係。

でもね、小雪ちゃんと優との慌ただしい？生活で毎日が忙しくって。二人がいてくれてたからあたしは頑張れたと思う。

小雪ちゃんとはしゃいでホスで遊んだり。優のお世話で癒されたり。

悩みとか毎日の忙しさで半減は大袈裟だけど、悩んでる時間がない程。

小雪ちゃんパワーと、優のお陰だね。

（まさか、この平穏？？な日々に事件が起きるとは…）

話は戻って、またホスに行くあたしと、小雪ちゃん。

仕事終わりの日課だったからね。

今日は、いつもとちょっと違う。

翔くんのバースデーは、まだまだだったからこの前、小雪ちゃんと買いに行ったプレゼントは引き出しの中。

今日は、小雪ちゃんご指名の優しいＢ君のお店へ…小雪ちゃんのサプライズ、プレゼント。

『かおりちゃんあれで良かったかなぁ？？』
と不安気に聞く小雪ちゃん。

『大丈夫だよ！！Ｂ君喜んでくれるって！！』

…小雪ちゃんの純粋な優しさに、あたしが胸キュン。

貰って迷惑なモノなんてそうそうないでしょ！？
何て事は、口が裂けても言えない。

小雪ちゃんの、人の事を大事に思う優しさがいいんだよね。

相手がどんな人でも優しいの。

いざ、店内。

あたしは、自由奔放な例の子ご指名で。

意外と小雪ちゃんは恥ずかしさあってか、すっごく悩んだ末の、シックなオーダーメイドのジッポをＢ君にさらっと渡した。

Ｂ君は、『えっ！？何で？ありがとー！！！嬉しい！！』

Ｂ君は、？？が最初に来て驚いてたけどすごく嬉しそうだった。

自由奔放君は、『いいなー！！』

と言ってた。あたしからは、何も出てこないよ～。

『Ｂ君良かったねっ！！小雪ちゃんすっごく悩んでたんよぉ～デザイン小雪ちゃんチョイスで凄く可愛いいじゃん。』

『まじ嬉しい！！大事に使う！！ホントありがと！！！小雪ちゃん！！』

Ｂ君喜んでくれたみたいであたしまで嬉しかった。

自由奔放君もいいなぁ～と連発してた。

小雪ちゃんは、嬉しそうでよかった。Ｂ君とこの後何喋ってたかは分からないけど、…気づいたらあれ？？？

小雪ちゃん毒舌だ…。

～あぁぁ、アルコールが入っちゃったいつもの小雪ちゃんだ…。