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アリサ「…マサシ、隠し事は無しにしてください。まさか変な物でも貰ったわけではないですよね?」
マサシ「ヤダナァアリサ、オレハオダイイガイハウケトッテナイヨ」←棒読み
アリサ「…棒読みひどすぎですよ(--;)」
マサシ「本当になんでもないったら…」
などと言いかけたマサシの上着のポケットから、封筒がポトリと落ちる。
そしてそれを、マサシに声をかけようとしていたサクヤが拾う。
サクヤ「マサシ、落ちたわよ」
言いながらサクヤが封筒を返そうとすると、電光石火の速度でアリサがそれを引ったくった。
マサシが貰った物がこれで、中身がやましい物だと確信したのだ。
そして、マサシが止める間もなく、封筒を開いて中を確認する。
アリサ「…マサシ、これは何ですか」
中に入っていた自分の寝姿の写真を見て、アリサが頬を真っ赤にして肩を震わせる。
怒っているようだ。
マサシ「…今回の依頼の特別報酬…」
観念して、マサシは小さな声で白状した。
怒った時のアリサの威圧感は、時に教官であり上司でもある、雨宮ツバキをも凌駕する。
まさに、今がその状態だ。
アリサ「…これ、私が没収します!異議は認めません!」
言うや、アリサは写真を持ったまま、肩をいからせてエレベーターの方へ行ってしまった。
後に残されたマサシは、気の毒な位に凹み、小さくなっている。
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