マグネシウム騒動

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---- 同時刻 移動中のアリサ達 ---- アリサ「1人を置き去りにして仲間を呼びに行くなんて、貴方達は何を考えてるんですか!」 先頭を走るアリサが、首だけ振り返ってコウタとタツミを叱る。 その剣幕には、コウタもタツミも黙るしかない。 サクヤ「アリサ、今は一秒でも早く急行するのが先よ!お説教は後でいくらでもできるわ!」 言いながら、サクヤが方向を確認するべく、マサシの腕輪のビーコン反応を携帯端末で確認する。 と、サクヤが足を止めた。 アリサ「サクヤさん、どうしたんですか!?」 サクヤ「マサシの反応がこっちに来るわ!どうなって…」 そう言いかけたサクヤの頭上から、マサシの声がかすかに聞こえてきた。 思わず、他の仲間も足を止めて頭上を見上げてしまう。 そして、全員が我が目を疑った。 マサシ「…クヤさんどいてぇーっ!!」 なんと、マサシが上空から降ってきたのだ。 慌ててサクヤがその場をどく。 直後、発射音と共に、さっきまでサクヤがいた所に爆発が起きた。 マサシが炎のモルターバレットを撃ったのだ。 その爆風をクッション代わりにして、マサシはかろうじて地面への直撃を免れ、受け身を取って地面を転がり、数メートル転がってようやく停止した。
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