春の月

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アルテイト村に来てもう、2週間が過ぎた。 農業はほんとにつらく筋肉痛があったりしたけど 作物出来ると思うと嬉しくて頑張ちゃう 「ミリア~おはよう」 「ジャック君!おはよう」 私が農業に馴れるまで毎日朝早く牧場に来てくれるジャック君ファーも嬉しそうにジャック君とじゃれ合う。 「ミリアって物覚えいいね 才能あるんじゃない?」 「そんな事ないよ。 まだまだ、これから」 「そのうち牛や馬飼うのかな?」 「できるなら飼いたいだけど、今はまだ未経験満載だよ!」 「そう、頑張れ じゃ、俺はもう帰るよ またね!ミリア」 「うん、ありがとう またね」 私の手伝いしてジャック君は帰った。 気づけばもうお昼… 「よしっ!ファーお昼食べたら散歩しようか?」 「ワン!」 手軽なチャーハンを食べファーと散歩を始めた。 初日のときはわからなかったけど、村は周り一周出来る程の小ささ約一時間かけて散歩する 歩けば、色々の人が挨拶してくれる。 「ミリアちゃん、こんにちは。 ファーと散歩?」 花壇の手入れをするサイさんに挨拶する。 「サイさんはいつも花壇を綺麗にしますね」 「店の前を綺麗にすればお客さんも来てくれるからね ……あ、そうだ 今、種セールしてるから買っていきなよ」 「う~ん、今はまだ必要ないのでまた今度にしますね」 「そうなの?セールは今日だけなのになぁ~…ちっ」 今、舌打ちした! 笑顔だけどその笑顔は黒くて恐い… 「あ、やっぱり新しい種買おうかなぁ~」 「クク…ミリアちゃんは可愛いね☆ さ、どうぞ」 ご親切にドアを開けてくれる。 もう、諦め店の中に入った。 「ほんとに安かった…。 あれで赤字にならないなんてすごいなぁ~」 夏に植える種をついたくさん買ってしまった。 だけど、そんなに高くないから底をつくこともなかった。 「あ、病院…」 そういえば、まだ一度も医師に出会ってないなぁ~ でも、2週間過ぎてまだ会わない私って……。 ん? 今病院に入ろうとしてる白衣姿の人…もしかして 全力疾走で走る 相手も私に気づいてくれた 「ハァ…ハァ…良かったぁ わ、私ミリアって言います… 2週間前にあの牧場に住むことになりました。 」 顔を上げる私はびっくりした
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