個性的住人

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「うるさい!!」 突然私の後ろから両耳を塞ぐ青年の姿。 きっちりとまとめて束ねる黒髪に変わった服装。 「おい!バカ女 なに嘆いてなんだ」 「あ、あの…ここはどこですか?」 「は?アルテイト村の少し離れた野原だけど」 アルテイト村? ヤバい知らない土地に来ちゃの!! 慌てて立ち上がり青年に問いかけた 「リーゼクライ町にもどる為にどうすればいいですか!?」 青年は困った顔で考えた 「…それ、本気で言ってるのか?」 私は大きく頷く。 「…はぁ…ここは元リーゼクライ町 200年前に滅んだ町だ 今はその名を知ってる人は少ないな。」 「……。 ええぇえええええええぇえ」 そ、そんな…有り得ない なんで唐突に200年後の世界に来ちゃの!! 「だから、うるさい!!」 「ご、ごめんなさい…」 また、怒鳴られて私はしゅんとなる。 「ま、お前困ってるようだから 一旦アルテイト村の村長に会わせるよ ついて来な」 青年は私に背を向け歩き出した。 だけど、また止まって振り向いた。 「つか、お前名前は? 俺はギルバート ギルと呼ばれてる」 「あ、私はミリア」 「ふ~ん可愛い名前じゃん」 ギルはそれだけ言って村へと歩いた ――― ―― ― アルテイト村は小さな村だった。 人も少なくそのせいか自然が豊かだった。 「おい!!ギルはん 珍しいな また、可愛い女の子連れてきてやん」 村長の家に向かう途中にどこからか陽気な声が聞こえた。 「俺を軽い男みたいに言うなよ。 グエン、お前こそまたおやっさんに追い出されたのか?」 「おいおい、俺を役立たずみたいに言うんじゃねぇよ ま、今はそうかも知れないし、な」 丸太から飛び降り近づいてくる 「あの…」 「ん?ああ、こいつはグエン 鍛冶屋の弟子入りしている役立たず」 「ちょw役立たずはないやろ 鍛冶屋で農業用や武器を専門に作ってるんや」 「わ、私はミリア…えぇ~っと」 何て言うか迷ってるときにギルさんはなにか不適に笑いグエンさんの耳に何かを話した。 すると、グエンさんがおお喜びに私の手を握りぶんぶんと振った。 「そうか、そうか、なら、必要な物が合ったら言ってくれや!! ミリアはん」 グエンさんはとても嬉しそうに店へと戻った。 、
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