“終わり”は“始まり”

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~2つ目の世界~ デジモンと別れて数日いつも通りのメンバーでギルモンハウス近くの公園に集まっていた 何人か来ていないメンバーもいたがいつもの事だった そんな中… 1人の少年が空を見上げ呟いた 「ギルモン…どうしてるかなぁ…」 2人の視線に気づきハッとなる少年 「ごめん…」 少年の謝罪にもう一人の少年が慌てて返事を返す 「タカト君が謝ること無いよ💦」 タカトと呼ばれた少年は俯いたままだった それにイラついたのか少女が口を開いた 「タカト、いつまでもヘコまない!!」 「瑠姫…」 少女の言葉にやっとタカトは反応した 「ジェン兄ちゃ~んちょっと来て~」 女の子の声 声のした方へ向かう3人 「小春のやつ…何だろ?」 どうやら女の子は少年、健良の妹、小春らしい 「こっちこっち」 小春が飛び跳ねながら手を振っている 「どうしたの?小春ちゃん」 タカトがたずねた 小春は嬉しそうに答える 「ロップモン達帰ってきたよ」 小春の発言に顔を見合わせる3人 だが、確かに小春の腕に抱かれているのは彼女のパートナー、ロップモンだった 「どうしてロップモンが?」 健良がたずねた瞬間 「ジェ~ン」 「タカト~」 「瑠姫」 懐かしい声が聞こえた 振り向くとそこにかつて共に戦ったパートナーがいた 「テリアモン!!」 「ギルモ~ン」 「レナモン!?でも、どうして…」 レナモンと呼ばれた狐のようなデジモンが答えた 「それが…私たちにもよくわからないんだ…」 「また…何かが起ころうとしているのか?」 ジェンは不安そうな顔で空を見上げた…
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