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(勿論聞こえてるよ)
(俺は一度、既に死んでいるんだ。なら俺は、この夫婦の子供として生きよう。そして時が来たら全部言おう)
悪い方に考えて、軽く鬱のような仁志だったが、夫婦の話を聞いていて決心が付いたのか、もう立ち直っていた。
(男なら優気で女なら咲か。‥?そう言えば、この夫婦の名字と名前は何だ?母親は父親を呼ぶときは貴方だし、父親の方なんか呼んですらいないし)
そう、まだこの夫婦の名前を仁志は聞いた事が無かったのである。別に作者が名前付けるの苦手なせいではない。と思う。
(名字と相性良かったら良いな)
ちょっと不安が残る仁志であった。
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