運命の日

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意識が無くなり欠けていた仁志のもとに助けた子供が近付いて来た。 「‥飛び‥出したら‥危ない‥だろ‥大丈夫‥だった‥か?」 子供に気付いた仁志は途切れ途切れの声で子供の無事を確認した。 「ヒック‥うんヒック‥ありがとうヒック」 子供ながら何が起きたのか分かるのだろう。泣きながらお礼を言ってきた。 「そう‥か‥良か‥った」 子供の無事を確認出来た為か仁志は子供に微笑みなが気を失った。 しばらくして連絡を受けた救急車が到着し、近くの総合病院に仁志は搬送された。 病院に運ばれた仁志は何時間にも及ぶ手術をおこなったが意識を取り戻す事は無かった。 「ニァァ」
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